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「XXゼロ 呪催眠カーズ」 上甲 宣之(著) [Books]

この著者のケータイXXシリーズは、ホラー小説が苦手な僕としては珍しく、けっこう好みです。
そうそう、シリーズ1作目の「そのケータイはXX(エクスクロス)で」は映画化されて、2007年12月からロードショーになるとのこと。キャスティングは・・・主人公の2人、しおり役は松下奈緒さん、愛子役は鈴木亜美さん・・・うむ!小説のイメージに合っているんじゃないかなっ^^) (DVDになったら、観てみようと思います)。
ちなみに、小説「そのケータイはXX(エクスクロス)で」の読書感想は、このブログの過去ログ(2007-9-21あたり)にあるので、そちらをご覧ください。
さて、ケータイXXシリーズの2作目、「地獄のババぬき」も、もちろん読んだのですが、こちらは今三歩ほどの不満感を残して読了しましたゆえに、あまり触れないことにしとう存じます。
で、3作目の本著「XXゼロ 呪催眠カーズ 」。こちら、物語の設定としては、1作目の前に起った事件として描かれてます。つまり、3作→1作→2作目の順で物語中の時間が流れてるってこと。これ、著者が初めから狙っていたのか、はたまた後付けなのかは分からないけど、本好き読者のツボを的確に押さえた、ひじょうに良い作戦と言えましょう。
そのココロは、1作目(時間の流れでは中編)に登場するレイカ嬢・・・美しきこと薔薇の如き、酷薄なこと阿修羅の如き、そして強靭なことターミネーターの如き殺人鬼女にあります。レイカは、クールでパワフルという面では主人公を超えるカリスマ性を持った裏ヒロイン。1作目で繰り広げられた愛子(表ヒロイン)とレイカの対決は、壮絶という表現では生ぬるい、寝食忘れて読書に没頭&陶酔できること請け合いの、バカバカしくもぶっ飛んだアクションシーンの波状攻撃でした。しかし、なぜレイカが殺人鬼女となってしまったのか?そもそも、なぜ愛子とバトルする羽目になったのか??ということは、その1作目ではほとんど記されておらず。とうとう、この3作目(時間の流れでは前編)にて、女ターミネーター誕生、その経緯と理由が明らかになるのです。
あの凄まじい怨念の権化であるレイカも、当時は愛されることに渇望して、やっと見つけた愛を健気に育んで、ひたむきに守り闘って、抗えない運命に全てを奪われて、壊れていった一人の愛すべき女、西園寺麗華さんだったんですね。本著を読み終えたら、レイカを好きになってしまうでしょう、きっと誰でも・・・。後の殺人鬼女レイカを知っているからこそ、本著の後半を読んでいるときは本気で切なかったです。まさか、ケータイXXシリーズで、お涙頂戴されるたぁ嬉し哀しい予想外でした。
さりとて、肝心の"呪催眠"なる技が、どうも胡散臭くて馴染めなかったり、物語全般に無理繰りな展開があったりしまして、小説としての完成度は惜しくも満点とは行かないかな、と。
コメント(1) 

コメント 1

男性人形

ここの「あや」は誰とでもセクスする悪い子(/∀\*)) http://org.l7i7.com
by 男性人形 (2012-10-14 10:28) 

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